2013年に中国産の食品での問題が起こった際、赤枝会では理事長より中国産の食材は
使用しないようにとの指示がありました。栄養部では1つ1つの食材の産地を確認し、
中国産の食材に関しては代替えの食材を探す為、あちこちの業者に問い合わせを行いました。
その際に、約千件の顧客を持つ食品卸問屋の方から
「数ある施設の中でここまで食材にこだわっている施設は赤枝会だけです。」と言われました。
コストと手間を考えたら今の時代中国産を使用せずに給食を出すのは不可能なのが現状なのです。
加工食品の表示等では最終加工地の記載義務しかなく、例えば煮豆は最終加工地が日本であれば
国産と表示されるのですが、原材料の豆は中国産であったり、調味料である醤油は原料の大豆の
原産国が中国であったりするので、完全にシャットアウトをすることはもはや不可能です。
そんな状況がある為、中国産を一切使用しないと言い切ることは難しいですが、
当会では手間とコストをかけてでも中国産食材を極力使用しない努力を重ねています。
例えば春雨やみかん缶は中国産が主流ですが、当会では国産の春雨、国産のみかん缶を使用しています。
中国産に比べ国産は価格も倍以上になりますが、味の良さと安全性を何よりも考えています。